• 秋盛りの双子池(10月中旬) Photo by Kenji Shimadate

  • 落ち葉の七ツ池(10月上旬) Photo by Kenji Shimadate

  • 山麓の紅葉と新雪の南アルプス(10月下旬) Photo by Kenji Shimadate

  • 山麓駅付近の紅葉(10月中旬) Photo by Kenji Shimadate

  • 凍る七ツ池(10月中旬) Photo by Kenji Shimadate

  • 御嶽山へ沈む夕陽(10月下旬) Photo by Kenji Shimadate

  • 霧氷の七ツ池(10月上旬) Photo by Kenji Shimadate

  • 秋の山肌(雨池山北面/10月上旬) Photo by Kenji Shimadate

晩夏

先週末からひんやりとした爽やかな風が吹くようになり、最高気温も20℃を超えず朝の気温は10℃以下が普通となってきました。 今後は最低気温が5℃以下となることもあるため、昼の熱中症対策だけでなく防寒対策もしっかりとして低体温症にならないよう注意が必要です。 今夏は軽装すぎる観光客やトレイルランナー、乳幼児を含む家族連れが雨具を着ずににわか雨の中を行動する姿を多く見かけており、無防備すぎる入山者に憂慮しています。晩夏と言っても標高2500mに迫る山では生活圏とは違って薄着では耐えられない状況となることがあるのです。 装備不足が原因ではないものの北横岳界隈では8月だけで遭難事例が2件(体調不良1、ケ


山小屋エイド基金

朝陽や夕景、夏の天の川、雲海と沸き上がる雲、眩い太陽と爽快な風等々、山小屋に泊まって夏山の醍醐味を思う存分味わえず寂しい思いをされている方が多いのではないかと思います。 今夏の入山者の主流は日帰り登山となり、密となりやすいと指摘された山小屋に宿泊することを避ける傾向はかなり強い感じです。宿泊営業を再開した6月19日以降の宿泊者数は未だに20名程度と非常に少なく、正直なところ最盛期にここまで少ないとは思っていませんでした。 季節営業の色合いの濃い山小屋業は繁盛期があることで閑散期をしのぐことができるのですが、最盛期にこの状況では当初の予測よりもかなり厳しい山小屋運営を迫られることになりそうです。


梅雨明け早々

梅雨明けを待ちわびたかのように、先週末は多くの登山者が北横岳へ訪れました。 多くと言っても例年の3分の1ほどの人数で、土日に当ヒュッテへ宿泊された方も夏山の週末とは思えない少なさで、梅雨明けと言えど登山を自粛されている方の多さを如実に物語るようでした。 8月4日は久しぶりに夜明け前からの写真撮影を楽しみました。 八ヶ岳上空の雲は月明かりに白く輝き、朝陽が射しだすと雲海が染まる美しい景観となってくれたのです。 宿泊者がいなくても山小屋に留まったおかげで出会えた景観でした。 山小屋に留まっていた理由は3日の15時前に警察から電話があり、三ツ岳付近で体調不良となった遭難者とその仲間及び救助隊員の宿泊


寂しい夏山の幕開け

例年であればハクサンシャクナゲの開花が夏山シーズンの幕開けを告げ、見頃となる頃に梅雨が明けるのですが、今年は花の見頃の終盤となっても梅雨が明ける気配がありません。 悪天候と新型コロナの感染問題でやむを得ないとは言え、夏山らしさも賑わいも感じられない寂しいシーズンの幕開けとなりました。 梅雨が明ければ北八ヶ岳ロープウェイから北横岳山頂を往復する日帰り登山者が多くなることが見込まれるので、すれ違い時の感染予防が必要となると思います。 熱中症防止の観点からすれば登りでのマスク着用は現実的ではないので、下山する方のマスクを着用を推奨します。 下山でも熱中症には気を付けていただかなければならないので各自


宿泊者の食事提供について

この度の豪雨でお亡くなりになられた方のご冥福をお祈りするとともに、被災された方へお見舞い申し上げます。 この辺りも例年の梅雨時よりも雨量はかなり多くなっていますが、今のところ崖崩れの起きるような降り方ではありません。 9日に登山道のチェックを兼ねて亀甲池の様子を見に行ってきましたが、池の周囲の登山道は水没しており、樹林内に付けられた目印を頼りに自己責任で藪漕ぎをして迂回しなければならない状況です。 昨秋の台風19号の通過後とほぼ同じ水量なので、双子池雌池、雨池南岸付近の登山道の一部が水没している可能性が高いと思います。雨池南岸付近の登山道は水没している時の迂回が困難なため、雨池北岸(双子池分岐


宿泊営業再開

おかげ様を持ちまして、宿泊営業を再開できることになりました。 このまま新型コロナウイルス感染問題が収束していくことを願うばかりであります。 そして、山と溪谷社様からお声がけいただき賛同させていただいた「山小屋エイド基金」(山小屋への支援活動)に多くの方々から支援金が寄せられていることや、株式会社モンベル様よりフェイスシールドと防護服寄贈の申し出をいただけたこと、また八ヶ岳の山小屋の協会へ支援してくださった団体様があることにも感謝いたします。 また心配して連絡をくださった常連さん、持続化給付金や休業協力金等の支援金を用意してくださった国、長野県、茅野市へも感謝したいと思います。本当にありがとうご


救助の困難な状況下

7日の日曜日に赤岳山頂と北横岳山頂で八ヶ岳開山祭が行われる予定でしたが、新型コロナウイルス感染問題で麓のとある場所で、関係団体代表者により安全祈願と亡くなられた方の慰霊祭が執り行われました。 安全祈願が行われましたが、ケガや体調不良、疲労での行動不能、その他道迷い等の登山中の事故は、標高の低い山であろうが難易度が低い山であろうが誰にでも起きる可能性があります。そして今年の登山で特に気を付けなければならないのは体調不良です。 山で起きる体調不良の代表的なものには高山病や熱中症が挙げられますが、新型コロナウイルスに感染し始めた時と症状が似ているため、体調不良者の救助活動は感染防止を意識しながら行う