• 落ち葉の七ツ池(10月上旬) Photo by Kenji Shimadate

  • 霧氷着くシラタマノキ(10月下旬) Photo by Kenji Shimadate

  • 霧氷の七ツ池(10月中旬) Photo by Kenji Shimadate

  • 夕暮れの八ヶ岳山麓と南アルプス(10月下旬) Photo by Kenji Shimadate

  • 秋を隠しゆく雲(10月中旬) Photo by Kenji Shimadate

  • 初霧氷(10月中旬) Photo by Kenji Shimadate

Category: 山小屋便り

ファミリー登山

夏休みを利用して家族で山歩きを楽しまれる方も多いかと思います。 北横岳はロープウェイ山頂駅からの往復であれば比較的楽に登れるので多くの家族連れが訪れますが、山小屋で見ているとなんて無謀な親(保護者)だろうと思えることが多々あるのです。 長野県の登山条例を無視した手ぶらやサンダル履きの家族連れは論外で、何かあった時に親は浅墓な行動を悔やみ、子はそんな親の元で育てられたことを悔やんでいただくだけですが、登山向けの耐久性の高い雨具、非常食やライト、防寒着の必要性を知らないままで、山に登る準備のできていると思い込んでいる家族の行動にも危険を感じているのです。 そもそもロープウェイのあることで簡単に標高


恵みの雨

台風12号の襲来した先週末からの数日は今夏最も予約が集中していましたが、当然ながら多くの方が宿泊キャンセルとなり、仕入れて背負い上げた食材も無駄になってしまいました。 台風の予想進路が出ていたにもかかわらず、宿泊キャンセルを直前で入れられるグループがあったためこのようなことになってしまったのです。 収益減だけでなく食材や労力も無駄になってしまった中で唯一救いだったのが、山小屋で使う雨水を3000ℓも確保できたことです。 海の日の連休以降はカンカンと強い陽射しの照り付ける夏晴れが続き、3週間も雨が降らなかったのでこのことだけは本当に助かりました。 萎れかけていた草花、干上がりかけていた池、砂利が


夏の夜

酷暑のお見舞いを申し上げます。 標高2400mの最高気温は20℃前後で過ごしやすい気温ではありますが、炎天下での登山は体への負担が大きいようで、海の日の連休中には暑さで体調を崩される登山者を数名見かけることになりました。 体調を崩された方は大事には至らず自力で下山されて行きましたが、頭を濡らしたり首元に濡らした手ぬぐいを巻き付けたりすることも冷却効果があるので暑い日は飲用分以上の水を持つことも大切です。また、切り傷等を負った時にも患部を洗い流すために水が必要となるので下山するまで水を使い切らないようにしてください。 それにしても気温の高い日が1週間以上も続く異常な状況となっています。いつもの夏


大雨の後

この度の豪雨で被災された方にお見舞い申し上げます。 6月29日の梅雨明け後、4日間だけ夏らしい日が続きましたが、それ以降はこの辺りも大雨続きとなってしまいました。 7月7,8日は小康状態でしたが、この地域の7月平均降水量を4日から6日までの雨量だけで上回ったのです。 豪雨ではなかったので崖崩れ等は発生していませんが、登山者からの情報によると亀甲池が増水して登山道の一部が水没してしまっているとのことでした。 この場所の水没は今週中に解消されると思いますが、やむを得ず迂回しなければならない場合は安全に留意して笹原を藪漕ぎしてください。 天祥寺原の徒渉箇所も数日の内にせせらぎ程度まで水量を減らしてく


梅雨明け

6月29日にかなり早い梅雨明けとなりました。 ただ大気の状態が不安定なままでの梅雨明けなので、山の上はスカッと晴れ渡る日よりもガスってしまう日の方が多いかもしれません。 気温もまだ夏の暖かさではありませんが、ドラマチックな景観を期待できる夏山シーズンの幕開けを素直に喜びたいと思います。 先日、周辺施設と遭対協の方々で北横岳と蓼科山の間にある天祥寺原の登山道の笹刈り作業を行い、笹が生い茂り登山道が判らないという状況は解消できました。これにより竜源橋へのエスケープルートとして使用することが可能となったのです。 ただし、竜源橋~天祥寺原~大河原峠の登山道は大雨が降ると登山道そのものが川となってしまい


雨の登山

ヒュッテ付近ではイワカガミやミツバオウレンの花が見頃を迎えました。オサバグサも蕾を付け始め来週には咲き始めそうです。 足元の苔は瑞々しく鮮やかで、七ツ池ではミネカエデの若葉が水際をやわらかな緑色で彩って、初夏ならではの美しさを魅せてくれるようになったのです。 梅雨の時期なので雨を嫌って山から遠ざかる方も多いかと思いますが、森林の山は雨ならではの落ち着きのある風情を楽しむことができます。 ただ雨の山ならではの厳しさや難しさもあるので、すべての方が雨の降る中を歩いて楽しめるわけではありません。それでも登山経験を積み上げる目的で雨の山を経験しておくことは大切です。 天気が良くなければ山を歩かないとい


生き生きとした季節

若葉が少しずつ広がり、咲く花の数も増えてきました。森には小鳥たちのさえずりが賑やかに響き渡り、山は生き生きとした良い時期を迎えています。 北横岳は花の多い山ではありませんが、坪庭から北横岳までの間でイワカガミ、ウスバスミレ、クロウスゴ、コミヤマカタバミ、コメバツガザクラ、コヨウラクツツジ、ヒメイチゲ、ミツバオウレン、ミネザクラ、ミネズオウの開花を確認しました。 鮮やかなピンク色をしたイワカガミや小群落となっている坪庭のミネズオウは誰もが気付く花ですが、それ以外はあまり目立たない小さな花ばかりです。生き生きとした山の風情を感じるのに良い時期でもあるので、花を探しながらゆっくりとした山歩きを楽しま