• 雪解けの七ツ池(5月) Photo by Kenji Shimadate

  • 雪解け進む白駒池の森(5月) Photo by Kenji Shimadate

  • 宵闇迫る(左奥は妙高火打方面/5月) Photo by Kenji Shimadate

  • 穂高に沈みゆく三日月(5月) Photo by Kenji Shimadate

  • 夕暮れの赤岳(左)と阿弥陀岳(5月) Photo by Kenji Shimadate

  • ミネズオウの開花(5月) Photo by Kenji Shimadate

Category: 山小屋便り

最大積雪期

下界の3月は花が咲く春の陽気となっているかと思いますが、山上はまだまだ冬山で今から最大積雪期を迎えるのです。 もちろん陽射しの暖かさが心地よくなってきているので陽当たりの良い場所の積雪は減少することもありますが、日陰や北斜面などは雨が降らない限りは積雪が減ることはありません。 南岸低気圧の通る時は大雪となるのがこの時期の特徴とも言え、樹氷がモンスター並みに発達することもあります。 ただ残念なことは、樹氷が出来ても春の陽射しに長い時間照らされてしまうと、あっという間に崩れ落ちてしまうことです。 最大積雪期であっても悪天候直後に訪れないとなかなか樹氷を楽しめないというのは皮肉なものですが、足元には


天気予報

17日の金曜日は気温が-2℃まで上昇しましたが、雨とはならなかったもののやや湿った雪が降りました。 強い風が吹いたため三ツ岳の岩々の隅々まで氷雪が張り付き、見栄えの良い岩氷となっていたのです。 悪天候後に晴れると時折見事な景観が見られることがあり、今回もその例に当てはまる感じではありました。 経験に裏付けられた中での行動でなければ無謀登山となってしまいますが、本格的に山岳写真に取り組まれている方などは、悪天候後の晴れ間に広がる絶景を期待して吹雪の中を登って来られることもあります。 その反対に、北横岳は入山者の多い土日で無風快晴であれば無積雪期よりも苦労なく登れてしまうことがあるためか、晴れてい


北横岳以北

5日から6日にかけて20㎝~30cmの積雪があり、この降雪で北横岳以北と三ツ岳経由雨池峠間のトレースは消えてしまいました。 北横岳から三ツ岳へのルートは最高点の三ツ岳Ⅲ峰までトレースが付くことがありますが、視界が利かない時はⅡ峰からⅠ峰への下降点で迷いやすので注意が必要です。 Ⅰ峰から雨池山との鞍部までは急傾斜なので新雪直後は狭い登山道を雪が流れ落ちることもあります。雨池山の山頂付近は登山道がクランクしているので方向決めに注意が必要となります。 このルートは赤テープ等の目印が少ないので北横岳方面から三ツ岳Ⅲ峰を往復するのが無難で、ルートが判らない時は無理せず引き返すようにしてください。ルートを


冬の月夜

星空を楽しみたい方にとって月の明かりは邪魔なものとなってしまいますが、月明かりに照らされる樹氷を始めとする雪景色は冬ならではの美しさを魅せてくれます。 半月程度の明るさでも照らし出されるので、月の出ている夜は昼間と違った雰囲気を楽しんでいただければと思います。 今冬は少雪傾向で、いまだに1m程度の積雪しかありません。 国定公園の特別保護地区に指定されている溶岩台地の坪庭もハイマツやシャクナゲが雪に覆われずに顔をのぞかせる状態となっているのですが、植生を傷めつけることに罪の意識を感じないと思われる方々が登山道以外へ入り込んでスノーシューを楽しんでいるのです。 宿泊される方々からも植生を傷めつけた


スノーシュー

寒波の襲来した土日月は最高気温が-15℃前後までしか上がらず最低気温も-20℃前後となる凍てつくような寒さでしたが、降雪量は意外と思えるほど少なく3日間合わせても30㎝程しか積もらなかったのです。ただ非常に軽い雪だったので、強風に吹き飛ばされた新雪の吹き溜まりは100㎝近くとなっていました。 成人の日の連休中も15cmほどしか積もらなかったので、いまだに総積雪量は平均で70㎝程しかありません。 吹き溜まりは100㎝以上にはなってはいますが登山道を外れてスノーシューを楽しむには程遠い積雪しかないのです。 最近になって良く踏まれた登山道をスノーシューで登って来る方が多くなってきました。山頂付近の急


新年の始まり

本年も、どうぞよろしくお願いいたします。 年末年始の天候は大荒れとなることもなく比較的恵まれた感じでしたが、肝心な元日の初日の出を拝むことは叶いませんでした。 日の出30分前までは晴れていたのですが、ガスに巻かれて何も見えなくなってしまったのです。宿泊者の山頂へ向かう時の喜びに満ちた雰囲気と打って変わって、山頂から戻って朝食を召し上がられている時の食堂にはガッカリ感に満ちた重い雰囲気が漂っていました。 元日は荷上げのため下って行ったのですが、坪庭ではシャクナゲやハイマツが顔をのぞかせているにもかかわらず、その上を歩き回った踏み荒らしの跡に何とも言えぬ悲しみを覚え、さらに3日夜半のしぶんぎ座流星


年末年始情報

27日は朝まで雪でしたが日中は雨降りとなり、夕方から再び雪が舞いました。樹々には霧氷が付き、真っ白な状態になっています。 ヒュッテ付近の積雪は20㎝~40㎝と先週よりも減少し、標高2000m以下の積雪は数センチ程度と全体的には雪が少ない状態です。雨の影響もあり登山道の一部が氷となっているので、雪山慣れされた方以外は6本爪以上のアイゼンの使用をおすすめします。 新雪に備えカンジキやスノーシューを持たれるのは良いことですが、登山道が氷化していたり岩が出ているところもあるのでアイゼンの代わりにスノーシューを使用することは不向きです。また登山道以外でスノーシューを楽しむことは困難で、無理やり登山道以外