• 朝焼け雲映す七ツ池(8月) Photo by Kenji Shimadate

  • 露に濡れるアキノキリンソウ(8月) Photo by Kenji Shimadate

  • 雲間のオリオン座(左/8月) Photo by Kenji Shimadate

  • 夕映えの赤岳遠望(8月) Photo by Kenji Shimadate

  • 雲海と沈みゆく月(8月) Photo by Kenji Shimadate

  • アサギマダラとヤナギラン(8月) Photo by Kenji Shimadate

  • 雲表の八ヶ岳(8月) Photo by Kenji Shimadate

Category: 山小屋便り

梅雨明け早々

梅雨明けを待ちわびたかのように、先週末は多くの登山者が北横岳へ訪れました。 多くと言っても例年の3分の1ほどの人数で、土日に当ヒュッテへ宿泊された方も夏山の週末とは思えない少なさで、梅雨明けと言えど登山を自粛されている方の多さを如実に物語るようでした。 8月4日は久しぶりに夜明け前からの写真撮影を楽しみました。 八ヶ岳上空の雲は月明かりに白く輝き、朝陽が射しだすと雲海が染まる美しい景観となってくれたのです。 宿泊者がいなくても山小屋に留まったおかげで出会えた景観でした。 山小屋に留まっていた理由は3日の15時前に警察から電話があり、三ツ岳付近で体調不良となった遭難者とその仲間及び救助隊員の宿泊


寂しい夏山の幕開け

例年であればハクサンシャクナゲの開花が夏山シーズンの幕開けを告げ、見頃となる頃に梅雨が明けるのですが、今年は花の見頃の終盤となっても梅雨が明ける気配がありません。 悪天候と新型コロナの感染問題でやむを得ないとは言え、夏山らしさも賑わいも感じられない寂しいシーズンの幕開けとなりました。 梅雨が明ければ北八ヶ岳ロープウェイから北横岳山頂を往復する日帰り登山者が多くなることが見込まれるので、すれ違い時の感染予防が必要となると思います。 熱中症防止の観点からすれば登りでのマスク着用は現実的ではないので、下山する方のマスクを着用を推奨します。 下山でも熱中症には気を付けていただかなければならないので各自


宿泊者の食事提供について

この度の豪雨でお亡くなりになられた方のご冥福をお祈りするとともに、被災された方へお見舞い申し上げます。 この辺りも例年の梅雨時よりも雨量はかなり多くなっていますが、今のところ崖崩れの起きるような降り方ではありません。 9日に登山道のチェックを兼ねて亀甲池の様子を見に行ってきましたが、池の周囲の登山道は水没しており、樹林内に付けられた目印を頼りに自己責任で藪漕ぎをして迂回しなければならない状況です。 昨秋の台風19号の通過後とほぼ同じ水量なので、双子池雌池、雨池南岸付近の登山道の一部が水没している可能性が高いと思います。雨池南岸付近の登山道は水没している時の迂回が困難なため、雨池北岸(双子池分岐


宿泊営業再開

おかげ様を持ちまして、宿泊営業を再開できることになりました。 このまま新型コロナウイルス感染問題が収束していくことを願うばかりであります。 そして、山と溪谷社様からお声がけいただき賛同させていただいた「山小屋エイド基金」(山小屋への支援活動)に多くの方々から支援金が寄せられていることや、株式会社モンベル様よりフェイスシールドと防護服寄贈の申し出をいただけたこと、また八ヶ岳の山小屋の協会へ支援してくださった団体様があることにも感謝いたします。 また心配して連絡をくださった常連さん、持続化給付金や休業協力金等の支援金を用意してくださった国、長野県、茅野市へも感謝したいと思います。本当にありがとうご


救助の困難な状況下

7日の日曜日に赤岳山頂と北横岳山頂で八ヶ岳開山祭が行われる予定でしたが、新型コロナウイルス感染問題で麓のとある場所で、関係団体代表者により安全祈願と亡くなられた方の慰霊祭が執り行われました。 安全祈願が行われましたが、ケガや体調不良、疲労での行動不能、その他道迷い等の登山中の事故は、標高の低い山であろうが難易度が低い山であろうが誰にでも起きる可能性があります。そして今年の登山で特に気を付けなければならないのは体調不良です。 山で起きる体調不良の代表的なものには高山病や熱中症が挙げられますが、新型コロナウイルスに感染し始めた時と症状が似ているため、体調不良者の救助活動は感染防止を意識しながら行う


感染対策の営業

新型コロナウイルス感染拡大を防ぐ観点から休業を続けてきましたが、医療従事者や感染拡大を防ぐ取り組みをされた方々のおかげで営業再開の見通しを立てることができました。また「山小屋エイド基金」やアウトドア関連各社からも山小屋を支援するための取り組みが始まったことにも感謝するばかりであります。 多くのご支援に応えられるよう、山小屋のやるべき仕事に取り組んでいきたいと思います。 宿泊営業の再開日は県境をまたぐ観光が徐々に認められる6月19日(金曜日)からとしますが、再び緊急事態宣言が発せられた時は休業または宿泊を取りやめていただきます。また山小屋滞在中の感染を防ぐために、制限や条件を設けなければならない


人知れず春は往く

17日に山小屋まで様子見に行ってきました。 ロープウェイ山麓駅から山頂駅の間の残雪はほとんど消えていましたが、坪庭から山小屋までの登山道の4割程度は残雪や氷に覆われている状況です。 陽当たりの良い岩場ではコメバツガザクラが小さな花を咲かせ、小屋の近くにある七ツ池は氷雪面よりも水面の方が多くなって春山らしさを魅せていますが、山にやっと訪れた春が人知れず過ぎ去って往くのはとても寂しく感じてしまいました。 多くの登山者に山の春を肌で感じ取っていただきたいところですが、もう少しの我慢で新型コロナウイルスに感染する確率がかなり低い状況となり、感染しても速やかに対処できる環境が整いそうです。 医療従事者が