• 雲海と南アルプス(北横岳南峰より|7月) Photo by Kenji Shimadate

  • 雲海と朝陽(7月) Photo by Kenji Shimadate

  • ハクサンシャクナゲ(7月) Photo by Kenji Shimadate

  • 夏の夜空(7月) Photo by Kenji Shimadate

  • 八ヶ岳と七ツ池(7月) Photo by Kenji Shimadate

  • ゴゼンタチバナ(7月) Photo by Kenji Shimadate

Category: 山小屋便り

夏の夜

酷暑のお見舞いを申し上げます。 標高2400mの最高気温は20℃前後で過ごしやすい気温ではありますが、炎天下での登山は体への負担が大きいようで、海の日の連休中には暑さで体調を崩される登山者を数名見かけることになりました。 体調を崩された方は大事には至らず自力で下山されて行きましたが、頭を濡らしたり首元に濡らした手ぬぐいを巻き付けたりすることも冷却効果があるので暑い日は飲用分以上の水を持つことも大切です。また、切り傷等を負った時にも患部を洗い流すために水が必要となるので下山するまで水を使い切らないようにしてください。 それにしても気温の高い日が1週間以上も続く異常な状況となっています。いつもの夏


大雨の後

この度の豪雨で被災された方にお見舞い申し上げます。 6月29日の梅雨明け後、4日間だけ夏らしい日が続きましたが、それ以降はこの辺りも大雨続きとなってしまいました。 7月7,8日は小康状態でしたが、この地域の7月平均降水量を4日から6日までの雨量だけで上回ったのです。 豪雨ではなかったので崖崩れ等は発生していませんが、登山者からの情報によると亀甲池が増水して登山道の一部が水没してしまっているとのことでした。 この場所の水没は今週中に解消されると思いますが、やむを得ず迂回しなければならない場合は安全に留意して笹原を藪漕ぎしてください。 天祥寺原の徒渉箇所も数日の内にせせらぎ程度まで水量を減らしてく


梅雨明け

6月29日にかなり早い梅雨明けとなりました。 ただ大気の状態が不安定なままでの梅雨明けなので、山の上はスカッと晴れ渡る日よりもガスってしまう日の方が多いかもしれません。 気温もまだ夏の暖かさではありませんが、ドラマチックな景観を期待できる夏山シーズンの幕開けを素直に喜びたいと思います。 先日、周辺施設と遭対協の方々で北横岳と蓼科山の間にある天祥寺原の登山道の笹刈り作業を行い、笹が生い茂り登山道が判らないという状況は解消できました。これにより竜源橋へのエスケープルートとして使用することが可能となったのです。 ただし、竜源橋~天祥寺原~大河原峠の登山道は大雨が降ると登山道そのものが川となってしまい


雨の登山

ヒュッテ付近ではイワカガミやミツバオウレンの花が見頃を迎えました。オサバグサも蕾を付け始め来週には咲き始めそうです。 足元の苔は瑞々しく鮮やかで、七ツ池ではミネカエデの若葉が水際をやわらかな緑色で彩って、初夏ならではの美しさを魅せてくれるようになったのです。 梅雨の時期なので雨を嫌って山から遠ざかる方も多いかと思いますが、森林の山は雨ならではの落ち着きのある風情を楽しむことができます。 ただ雨の山ならではの厳しさや難しさもあるので、すべての方が雨の降る中を歩いて楽しめるわけではありません。それでも登山経験を積み上げる目的で雨の山を経験しておくことは大切です。 天気が良くなければ山を歩かないとい


生き生きとした季節

若葉が少しずつ広がり、咲く花の数も増えてきました。森には小鳥たちのさえずりが賑やかに響き渡り、山は生き生きとした良い時期を迎えています。 北横岳は花の多い山ではありませんが、坪庭から北横岳までの間でイワカガミ、ウスバスミレ、クロウスゴ、コミヤマカタバミ、コメバツガザクラ、コヨウラクツツジ、ヒメイチゲ、ミツバオウレン、ミネザクラ、ミネズオウの開花を確認しました。 鮮やかなピンク色をしたイワカガミや小群落となっている坪庭のミネズオウは誰もが気付く花ですが、それ以外はあまり目立たない小さな花ばかりです。生き生きとした山の風情を感じるのに良い時期でもあるので、花を探しながらゆっくりとした山歩きを楽しま


雲海のある景色

19日の土曜日は宿泊者がおらず、そのおかげと言うのもなんですが雲海のある素晴らしい夕景と夜景を時間を気にすることなく満喫することができたのです。 クッキリと晴れ渡ることや雲海が広がること自体はそれぞれで言えば珍しいことではないのですが、快晴と雲海が合わさったり月明かりの影響を受けにくい日に満天の星空が広がることなどは偶然の産物としか言えません。 この日の雲海のある景色は今までに見たことが無いというものではないので初見の感動はありませんが、美しい景色の中に身を置くことの幸福感は何度味わっても良いもので、価値の変わらない普遍的なものではないかと思えるのです。 今の北八ヶ岳は小さな花々が少しずつ咲き


季節外れ

8日の夜から9日朝までに雪が降り、標高2400m付近では15㎝程の雪が積もりました。 新雪は気温の上昇した昼過ぎに半分程度まで減少しましたが、10日にも5㎝程度の積雪があったので登山道のほとんどが雪に覆われてしまいました。 季節外れの雪と思われる方もいるかもしれませんが、長く山にいる者や登山経験豊富な人にすればこの時期に雪が降るのは普通のことで驚くようなことではありません。 逆に今年の春に初夏のような季節外れの暖かさが続いたことの方が驚きです。さらにGW中に残雪の道を登ってきた観光客の姿にも「季節外れ」を感じさせられたのです。 長野県登山条例があるので無防備な観光客が条例に指定された登山道に踏