天気予報

17日の金曜日は気温が-2℃まで上昇しましたが、雨とはならなかったもののやや湿った雪が降りました。

強い風が吹いたため三ツ岳の岩々の隅々まで氷雪が張り付き、見栄えの良い岩氷となっていたのです。

三ツ岳の岩氷と朝陽(2月18日撮影) Photo by Kenji Shimadate

三ツ岳の岩氷と朝陽(2月18日撮影)

悪天候後に晴れると時折見事な景観が見られることがあり、今回もその例に当てはまる感じではありました。

経験に裏付けられた中での行動でなければ無謀登山となってしまいますが、本格的に山岳写真に取り組まれている方などは、悪天候後の晴れ間に広がる絶景を期待して吹雪の中を登って来られることもあります。

その反対に、北横岳は入山者の多い土日で無風快晴であれば無積雪期よりも苦労なく登れてしまうことがあるためか、晴れていなければ登山できないという方から「その日の天気は大丈夫か?」「踏み跡があって道迷いはしないか?」という問い合わせをいただくことが多々あり、天気が大丈夫という保証をして欲しいと言われることまであります。

月夜の岩氷(2月19日撮影) Photo by Kenji Shimadate

月夜の岩氷(2月19日撮影)

気象変化の激しい山岳地の天気などは予測困難で、晴れ予報を信じ切ることはできません。晴れ予報の日でも晴れから30分で猛吹雪となることもあります。そのため登山者には天候が天気予報より悪化したとしても行動不能とならないよう、悪天候に耐えうる装備と対応する能力が求められるのです。

晴れて踏み跡がなれば歩けないという方は不安で問い合わせをされてくると思うのですが、登山能力の判らない見知らぬ方からの電話問い合わせに「天気は大丈夫、あなたでも登れます」と答えることはありません。

各自の能力が山の状況に対応できるなければ撤退するのが登山の基本中の基本なので、撤退の判断もできない初心者は信頼のおける経験者に同行するしかないのです。

それも好天時だけでなく悪天候の山を何度も経験していただかなければ意味はありません。悪天候となっても安心して行動できるようになれば山のレベルのステップアップができ行動範囲が広がります。

さらに、凍てつく寒さの中でも朝夕の染まりゆく景観や冬の夜景を満喫できる余裕ができ、悪天候後の山の美しさを見られる可能性も広がるのです。

ただし、悪天後の好天を期待して無理して登られた後、天候が回復せずにさらに悪化してしまえば下山困難となってしまうことがあるので注意してください。

私が冬季の北横岳付近の天気予報の目安にしている地点は松本市です。太平洋側の気候に近い地元の茅野市では晴れることが多すぎ、日本海側の気候に近い長野市では天気の悪い日が多すぎます。

松本が快晴や晴れ時々曇りならば晴れやすく、曇り時々晴れであれば山は雲に包まれて雪が降ることもあり、雪予報の時は間違いなく雪が降ります。

気温は晴れた日ならば10~15℃程度、雨や雪の日ならば5~10℃程度低く見積もっています。

風については松本市の予報とは関係なく風速10㎧程度が普通で、前線通過時や等圧線の間隔が狭い時などは風速20㎧以上の強風が吹き、風速30㎧以上の暴風となることが稀にあります。風向により風の影響を受けない場所もありますが、北横岳山頂付近は開けているので風向に関係なく強い風が吹くとお考えください。

先に述べたことですが天気予報は目安に過ぎず、大切なことは予報が外れても対応できることです。晴れ予報だからと装備を省くようなことだけはされないようお願いいたします。

※登山道以外へ立ち入る方は自然を傷めないよう心掛けてください。

※目印に立ててあるポール(予備のものを含む)を持ち去らないでください。

※北横岳以北の山小屋は冬季閉鎖となっています。またこの方面への入山者は少ないので登山道は不明瞭となります。

※アイゼン等の滑り止めを必ず携行してください。6本爪以上のアイゼンをおすすめします。

※アイゼンを装着したまま建物内には入らないでください。

【山のようす 2月19日現在】

ヒュッテのある標高2400mの最近の気温は、最低が-20℃~-8℃、最高は-15℃~-3℃です。

ヒュッテ付近の積雪は130㎝程度です。標高2000m以下は60cm程度です。

積雪は昨年よりは多いものの、例年よりも少ない状態です。

山の最新情報や装備についての問い合わせは現地電話(090-3140-9702)へお尋ねください。

【予約状況 2月19日現在】

3月18日(土)は満室となりました。

3月16日(木)は都合により休館いたします。

宿泊予約の無い日は閉館しているのでご注意ください。

定員制と予約人数に合わせて食材を背負い上げているので宿泊される方は必ず予約してからお越しください。

当ヒュッテは定員制です。相部屋が基本で個室ではありません。満室時の就寝スペースは一人一畳となります。

現在の食事の時間は夕食が17時30分頃~19時終了、朝食は6時30分~7時30分終了です。

日の出と日の入りの時間が食事の時間と重なる時期なので、朝夕の写真撮影などを目的とされる方は素泊まりされることをおすすめします。

宿泊予約されている方は遅くとも16時までに到着してください。

お弁当はできません。

また宿泊にあたっては、こちらのページもお読みください。
http://kitayoko.fine.to/information

【登山の注意点】

北横岳が活火山であることに留意されますようお願いいたします。尚、北横岳には噴火に備えてのシェルターやヘルメット等の配備はありません。

山の状況に対して装備不足と思える登山者が目に付きます。特に初心者を連れて来られる方は、必ず装備や力量の確認をしてから入山してください。

登山道の状況が変化しやすい時期です。思いのほか歩行時間がかかることがあるので行程計画は無理のないものにしてください。

三ツ岳付近や大岳~双子池間はペンキ印を頼りに歩くルートです。積雪している時は不明瞭となります。

夕方以降に大怪我等をされても救助活動は翌朝となります。暗くなってからの行動は昼間よりも危険となるので夕方以降は各自の能力範囲内で行動してください。

疲労や道標の見落とし等により行程計画に対し大幅に遅れてしまうことがあります。最終目的地には15時までに到着できるような計画であることや、トラブル等へ対処するための予備時間を行程計画に入れ込むことをすすめます。

日帰り登山の方でも登山で必要な最低限の装備を必ず携行してください。(装備不足は命が危険に晒されることになります)

万が一の時に備えての装備だけでなく、経験や知識等が必要となるので初心者だけでの登山は控えるようにお願いします。

個人個人の登山能力や装備等が山の状況にそぐわない場合や体調が優れない時などは、登山計画の変更あるいは中止するなど柔軟に対応してください。

緊急時を除き、指定地にテントを張るのがルールです。指定地以外での幕営は植生破壊となる場合があります。

【お知らせ】

当ヒュッテは昼食の提供をしておりません。また不定休となっているので休憩利用ができないことがあるのでご注意ください。

ロープウェイの営業時間は9:00~16:00です。

国道299号線の麦草峠付近は冬季通行止めです。

当ヒュッテは救助要請や非常事態の場合を除き、15時半から翌朝8時までは宿泊者以外の立ち入りをお断りしています。

長野県登山条例で登山計画書の提出が義務化されています。

【北八ヶ岳・北横岳ヒュッテ】

営業/通年(要予約、予約のない日は休館となります)

夏期料金(6月〜9月)
1泊2食付き 8000円
1泊夕食付き 6900円
素泊まり 4800円

春季・秋季料金(4月、5月、10月、11月)
夏期料金に対して400円増しとなります。

冬季料金(12月〜3月)
夏期料金に対して800円増しとなります。

収容/30人

ご予約・お問い合わせ
〒391-0301
長野県茅野市北山4035-2 石臼台A-8
島立健二
予約 090-7710-2889
現地 090-3140-9702