• ダケカンバの新緑と八ヶ岳(6月) Photo by Kenji Shimadate

  • 可憐なオサバグサ(6月) Photo by Kenji Shimadate

  • 夕雲と御嶽山(6月) Photo by Kenji Shimadate

  • 新緑と蓼科山/ロープウェイ車窓より(6月) Photo by Kenji Shimadate

  • 咲き始めたイワカガミ(6月) Photo by Kenji Shimadate

  • ミツバオウレン(6月) Photo by Kenji Shimadate

花と新緑

先日、登山道の様子見と亀甲池付近の倒木を撤去しに北横岳~大岳~双子池~亀甲池~北横岳を一回りしてきたので山の様子を報告します。 登山道の残雪はほとんど消えて、数か所で1,2歩氷雪を踏まなければならないところがありましたが油断さえしなければ問題なく歩けます。 大岳・双子池間の登山道は大岩の重なる難路でありますが、登山道脇から張り出す枝で足元が見えにくくなっているので慎重に歩かなければなりません。この区間を歩かれる方は裂傷防止のため肌の露出を控えた方が無難です。また、大岳から天狗の露地間の木製の梯子が老朽化しているので注意してください。 池の様子ですが、大岳から見下ろす雨池はまずまずの水量があり、


小さな植物

6月4日に開山祭が行われ、600人近くの人が北横岳北峰に集まりました。 安全祈願や追悼慰霊に多くの人が訪れることは素晴らしいことでしたが、狭い場所に多くの人が詰め寄せたために行き場を失った方々が植生の上に立ったり座ったりしており、中には立ち入りを制限するグリーンロープを超えて林内に立ち入ったりもしていたので、自然保護の観点からすれば残念な開山祭となってしまいました。 注意指導はもちろんあるのですが、行き場が無いことで苛立っている方もいらっしゃる状況での注意指導は揉め事の原因となってしまうことがあるので徹底することは難しくなってしまいます。実際に「芝の上に立って何が悪い」と反論されている声が聞こ


八ヶ岳開山祭

桜が咲くのが春とするならばヒュッテ付近の山桜の開花がまだなので、本物の春はまだ訪れていないのかもしれませんが蕾はだいぶ膨らんできました。 それでもヒュッテ付近の樹林内では苔の中に10㎝程の高さのウスギオウレンやアオジクスノキ、株数は少ないもののショウジョウバカマやヒメイチゲが咲き、膝程度から目のあたりの高さにコヨウラクツツジやクロウスゴの小さな花を見ることができます。 陽当たりの良い溶岩台地の坪庭ではミネズオウやコメバツガザクラの花が見頃となり、ミツバオウレン、イワカガミの開花も確認できました。 山肌を新緑が駆け上がり小鳥たちが賑やかに囀り、山は生き生きとした良い季節を迎え始めたのです。 6月


雪解けが進むと…

21日の日曜日は異常なほどの高温となり、最高気温は夏とそれほど変わらない18℃まで上昇しました。 土曜日も月曜日も比較的気温の高かったので、雪の解けた林下にはウスギオウレンが、陽当たりの良い坪庭ではミネズオウとコメバツガザクラの開花が始まったのです。 七ツ池の水面を覆っていた氷雪もすべて消え去り、坪庭から北横岳山頂までの登山道の残雪量も急激に減少して夏道が7割ほど現れてきました。 ただ残雪の多いところは1m近くあり、氷が出ているところもあるのでスリップに対する注意は引き続き必要です。また雪解け直後は浮石が多くなるので注意するようにしてください。 雪解けが進むと冬の間に訪れた登山者が落とされたゴ


雪解け進む

GWの始まる1週間前に亀甲池で熊の目撃情報がありましたが、連休中に再目撃の情報はありませんでした。 この連休は比較的好天に恵まれました。日中の気温も高かったので雪解けがかなり進み、七ツ池の水面も見え始めて春の訪れを実感させてくれるようになったのです。 坪庭から北横岳間の登山道の残雪量も減少しましたが、夏道が出ている部分はいまだに2割程となっているので6本爪以上のアイゼンを装着することが望ましい状況となっています。 個々の能力によりアイゼンを装着しなくても歩ける方もいらっしゃいますが、連休中に小屋まで登って来ておきながらアイゼンを売ってくれという方が来られました。 ロープウェイから北横岳を往復す


熊出没情報

先日の22日に、亀甲池付近で熊を目撃したと登山者から情報提供がありました。 複数回の目撃情報があった時点で熊出没の注意喚起を行うことが正しいのかもしれませんが、目撃者は「カモシカ程度の大きさで木に登っていた」と話されていたので他の動物との見間違いではないと思われます。 過去をさかのぼっても北八ヶ岳の登山エリア内で熊を目撃した事例は数件しかないので生息頭数は極めて少ないと思われますが、念のため亀甲池付近に限らず熊への注意(主に遭遇しない努力)をお願いします。 25日に北横岳~亀甲池~天祥寺原~竜源橋のルートを歩いてきました。 北横岳から亀甲池間の登山道は雪に覆われており、残雪量は平均100㎝程で


春山の幕開け

北八ヶ岳ロープウェイの整備点検運休が終わり、麦草峠を通る国道の冬季閉鎖も解除され、いよいよ北八ヶ岳の春山シーズンが幕開けです。 春山と言っても雪のある春山で、21日も雪が舞うような天候でしたが厳冬期のような凍てつくような寒さではないのがこの時期の良いところでもあります。 ただ、登山道の状況は冬の良く踏まれた時よりも歩きにくく、残雪は氷化している時もあればグズグズに緩んでしまったり、馬の背状に細く盛り上がっている場所も出来ているので思いのほか歩行時間がかかることがあるので注意が必要です。 アイゼンは必需品で、簡易アイゼンやチェーンタイプの物は緩んだ雪での効きが悪いので少なくても6本爪の軽アイゼン