• 過ぎ行く盛夏(8月) Photo by Kenji Shimadate

  • アサギマダラとヤナギラン(8月) Photo by Kenji Shimadate

  • 朝の雲海と浅間山(8月) Photo by Kenji Shimadate

  • オコジョ(8月) Photo by Kenji Shimadate

  • 夜明け前の七ツ池(8月) Photo by Kenji Shimadate

夏はあと僅か

7月下旬から天候不順が続いており、雨粒が毎日落ちてきます。 それでも一日中雨が降るような日は少なく、天気予報的な表現をすれば「曇りや霧、時々雨」と言うような日が圧倒的に多いのですが、青空の広がってくれる時間は本当に僅かです。 霧や雨の日でも自然の風情を楽しめるのが北八ヶ岳の良さではあるのですが、夏山の風物的な雲海から昇る朝陽や夕焼けに染まる入道雲、くっきりとした天の川の星空をなかなか見れずに夏が過ぎ去っていくのが残念でなりません。 夏もあと僅かとなってしまったので、早起きをして天気が良さそうな時には「今日はチャンス」とばかりに山頂や七ツ池へと行ってみるのですが、天気ばかりはなかなか思うようには


雲海と台風

7月下旬は湿っぽい霧に包まれる日や雨の日ばかりでしたが、8月に入ってからは雲が多いものの青空が望めるようになってきました。 特にこの数日は早朝の雲海が素晴らしく、朝食準備前の山頂詣が日課のようになっています。 台風が南西に位置している時に見事な雲海が見られることがあり、今回は台風5号の動きが遅々としていたので連日の雲海出現とはなりましたが、雲海が上昇する時間があまりにも早く、朝の7時には山上が雲に包まれてしまうことが多いのが残念でなりません。 太陽があまり高くならないうちに雲に巻かれ始めるとブロッケン現象が見られることもありますが、今は一日中晴れて、夜には満天の星空が広がる景観を恋しく思います


ファミリー登山

まずはお詫びがあります。前回の7月11日更新の山小屋便りにロープウェイ山頂駅でウシアブを目撃するようになったと記しましたが、調べてみたところウシアブではない可能性が高いことが分かりました。誤った情報を記載いたしまして大変申し訳ありません。 梅雨が明けて山は夏本番を迎えました。 子供達が夏休みに入ったことで山へ出かけるご家族もいらっしゃるかと思いますが、近年は保護者が山の怖さを知らずに子供を山へ連れて来ている傾向があり、装備、知識、認識不足のファミリー登山に危うさを感じています。 登山に最も重要なことは山で起きる危険に対応できることなので、保護者が山の危険に無頓着であれば自然環境の厳しい山岳地で


いよいよ夏山

ダケカンバや針葉樹の若葉が開き、ハクサンシャクナゲの開花も始まり、山上はいよいよ夏の装いとなりました。 さて、夏山で注意したいのが落雷や、暑さによる体力の消耗と体調不良等です。 暑さ対策は気温の上昇する昼以降の行動をゆとりある計画としておくと体力的に楽になります。暑さ対策のため短パンで山歩きをされる方もいますが、脚部に裂傷を負った場合は行動不能となってしまうこともあるのでケガの未然防止の観点からするとおすすめできません。半袖シャツぐらいはと思いますがケガや日焼けには注意が必要です。 また、肌の露出が多い時は虫刺されにも注意が必要で、今まで標高2000m以下にしかいなかったウシアブ(2㎝強の大き


麦草峠付近からの入山について

ヒュッテ付近ではミツバオウレンやイワカガミの見頃がピークとなり、オサバグサやゴゼンタチバナも咲き始めました。 林下ではバイケイソウの若葉が大きく育ち、頭上のダケカンバの若葉の芽吹きも始まって森は夏に向けての準備が着々と進んでいるようです。 吉永小百合さんの出演するJRのテレビCMをご覧になられた方もあると思いますが、今年は信州の山が「JR大人の休日倶楽部」のデスティネーションキャンペーンに選ばれています。 この辺りでは白駒池周辺の「苔の森」が宣伝されており、地元はその宣伝効果に大きな期待を抱いて路線バスの増発やシャトルバスの運行で多くの方を受け入れる準備が進められてきました。 公共の交通機関を


花と新緑

先日、登山道の様子見と亀甲池付近の倒木を撤去しに北横岳~大岳~双子池~亀甲池~北横岳を一回りしてきたので山の様子を報告します。 登山道の残雪はほとんど消えて、数か所で1,2歩氷雪を踏まなければならないところがありましたが油断さえしなければ問題なく歩けます。 大岳・双子池間の登山道は大岩の重なる難路でありますが、登山道脇から張り出す枝で足元が見えにくくなっているので慎重に歩かなければなりません。この区間を歩かれる方は裂傷防止のため肌の露出を控えた方が無難です。また、大岳から天狗の露地間の木製の梯子が老朽化しているので注意してください。 池の様子ですが、大岳から見下ろす雨池はまずまずの水量があり、


小さな植物

6月4日に開山祭が行われ、600人近くの人が北横岳北峰に集まりました。 安全祈願や追悼慰霊に多くの人が訪れることは素晴らしいことでしたが、狭い場所に多くの人が詰め寄せたために行き場を失った方々が植生の上に立ったり座ったりしており、中には立ち入りを制限するグリーンロープを超えて林内に立ち入ったりもしていたので、自然保護の観点からすれば残念な開山祭となってしまいました。 注意指導はもちろんあるのですが、行き場が無いことで苛立っている方もいらっしゃる状況での注意指導は揉め事の原因となってしまうことがあるので徹底することは難しくなってしまいます。実際に「芝の上に立って何が悪い」と反論されている声が聞こ