• 両神山と稲妻(8月)Photo by Kenji Shimadate

  • 過ぎ行く盛夏(8月)Photo by Kenji Shimadate

  • 朝の雲海と浅間山(8月)Photo by Kenji Shimadate

  • 露に濡れるアキノキリンソウ(8月)Photo by Kenji Shimadate

  • 台風前の朝焼け(8月)Photo by Kenji Shimadate

山岳遭難発生状況から

長野県警発表の山岳遭難発生状況(週報7月22日付)を確認したところ、先日の海の日に双子池~大岳間で転倒負傷し、防災ヘリで救助される遭難事例がありました。 詳細は不明ですが、双子池~大岳間や三ツ岳付近は大きな岩の重なる難路が続き、数年に一度は転倒による負傷で救助されることがある場所となっています。ここは縦走を目的とする場合は通過しなければなりませんが、歩き難さは八ヶ岳の縦走路中で1、2番を争うような場所です。 長野県の示した山のグレーディング表ではロープウェイから北横岳往復コースは最も難易度の低い山と指定されていますが、その近くには岩場歩きに不慣れな方が不用意に立ち入ってはならない場所があるので


夏の到来

日曜日からの3日間は梅雨明けを思わせるような上天気となりました。 空気がまだひんやりとしているので最高気温は20度未満ですが頭上から照り付ける陽射しは夏の太陽そのもので、1年ぶりの暑さに夏の到来を実感することになったのです。 夏の登山で注意しなければならないことは落雷と熱中症を含めた暑さバテです。 落雷に当たるか当たらないかは運次第とも言えますが、安全な場所で待機する時間的な余裕のある計画を立てておくことで落雷を回避できる可能性が高まります。雷鳴轟く中を無理に行動しなければならない事態に陥らないことが重要です。 暑さバテ対策ですが昼前から14時頃の最も暑い時間帯は息が上がらないように歩行ペース


長野県登山条例

ダケカンバの若葉が開き、初夏らしい装いになりました。 坪庭ではハクサンシャクナゲの開花も始まり夏本番まであとわずかといったところです。 さて、ご存知の方も多いかと思いますが、7月1日より登山者の安全意識を向上させる目的で長野県登山条例が施行します。 条例には登山者の責務として、登山が常に遭難の危険を伴う行動であること及び登山は自己の責任において実施するものであることを認識。と記され、 登山者の遵守事項として、 ・山岳の特性を知り周到な準備をすることが山岳遭難の未然防止につながることを認識し、 あらかじめ、登山計画を作成すること。 ・季節や気象状況に応じた服装をし、必要な装備品を携行すること。


梅雨の山

雨露に濡れる若葉が瑞々しい季節となりました。 水を得て生き生きとする植物とは逆に、雨降りだと意気消沈して出控えてしまう方も多いのではないでしょうか。 晴れた山で爽快感を味わいたいと思う方にとっての梅雨時は残念な時期ですが、梅雨時の北八ヶ岳は今が花時と咲きだす花々や潤う苔、さらに広がり始めた淡緑の若葉などから命の息吹を感じ取れて心を豊かにしてくれるのです。 梅雨の晴れ間に輝く若葉も素晴らしいので雨の日に無理をしてでも来てくださいとは言いませんが、多くの方に梅雨時の北八ヶ岳の魅力を感じ取っていただければと思います。


花の季節到来

登山道の残雪が消え、道脇には少しづつ花数が増えてきました。 坪庭ではミネズオウが見頃となり、ヒュッテ付近では足元にイワカガミやウスバスミレ、ミツバオウレン、腰の高さにはコヨウラクツツジやクロウスゴ、目の高さにはミネザクラの花が見られるのです。 6月5日の日曜日は八ヶ岳開山祭が北横岳山頂で予定されていますが、開山祭の時に登山道の残雪が無かったり花がこんなに咲いていることなどありませんでした。 例年は開山祭後に花時を迎えるのですが冬季の少雪と暖冬。さらに春からの高温も重なったことが幸いしたことで梅雨入り前に花々を楽しむことができそうです。 小鳥たちの囀りや樹々の枝先に伸びる若葉と合わせて、山上に訪


春来る

雪解けが3週間以上早く進み、新緑もロープウェイ沿線の標高2000m付近まで駆け上がってきました。 高山植物の開花も2週間程度早く始まり、標高2250mの坪庭ではコメバツガザクラの花が見頃で、ミネズオウも近日中に見頃を迎えそうです。 ヒュッテのある標高2400m付近ではあまり目立たない花ではありますが、アオジクスノキやウスギオウレンが咲き、七ツ池付近ではショウジョウバカマも数株だけですが咲いています。 小鳥たちの囀りも賑やかになり、山上にもやっと命みなぎる季節が訪れたようです。 夜から朝にかけては氷点下となることがありますが気温も高くなってきたおかげで、星空を長い時間見上げることも可能になりまし


夕暮れ

この時期の夕陽は北アルプスの槍・穂高連峰に沈みます。 5日の夕陽は奥穂高岳付近に、13日頃には大キレット付近へ、20日頃に槍ヶ岳付近へと沈んで行くのです。 霞みがちな時期なので太陽の形はおぼろげになってしまいがちですが、霞があることで空気全体が夕陽に染まっているように見え、日没後は重なり合う山並みを立体的に見せてくれます。 日没の時刻が18時半過ぎとなったため山小屋の夕食後に山頂で日没を迎えることも可能となりました。 天気の良い日は是非、山頂での夕暮れのひとときをお楽しみください。 ※夕方以降に大怪我等をされても救助活動は翌朝となります。暗くなってからの行動は昼間よりも危険となるので夕方以降は